「Team風月堂」の「KYOSHO CUP」四方山話です。
・99/02/14 「第6回 KYOSHO CUP」 予選大会開催日程
みなさんおまちかねの「第6回 KYOSHO CUP」の開催日程が決定しました。
今年は各参加チームがイコールコンディションで戦えるように、特設サーキットでの予選大会が大幅に増加しました。
これで地元チームが断然有利になることがほとんどなくなったといえるでしょう。
会場を精力的に手配してくれた京商さんに感謝です。m(_ _)m
5月 9日 | 関東A | 神奈川県横浜市 | こどもの国特設会場 |
5月30日 | 中国・四国 | 岡山県真庭郡 | ヒルゼン高原センター特設会場 |
6月 6日 | 九州 | 福岡県福岡市 | 海の中道海浜公園特設会場 |
6月13日 | 北海道A | 北海道岩見沢市 | 三井グリーンランド特設会場 |
6月20日 | 関西A | 兵庫県神戸市 | 神戸フルーツフラワーパーク特設会場 |
7月 4日 | 北陸 | 富山県新湊市 | 海王丸パーク特設会場 |
7月25日 | 中京A | 愛知県名古屋市 | 平和公園特設会場 |
8月 1日 | 北海道B | 北海道旭川市 | 旭川日の出公園サーキット |
8月22日 | 東北 | 山形県寒河江市 | チェリーランドさがえ特設会場 |
8月29日 | 関西C | 奈良県生駒郡 | OSフィールド |
9月 5日 | 中京B | 岐阜県蛭川村 | 恵那峡ランド特設会場 |
10月 3日 | 関東B | 栃木県塩谷郡 | 東武ワールドスクウェア特設会場 |
10月24日 | 関西B | 和歌山県和歌山市 | 和歌山マリーナシティ特設会場 |
なお都合により日程が変更となる場合もあるそうです。
99/02/14
いよいよ99年度版の京商カップレギュレーションブックの配布が始まりました。
今年は予選会場も特設会場を増やしたりして、各チームのイコールコンディション化を推進している京商さんでありますが、
今年の規定にも主要な部分の変更があったりで、よりエンターテイメント性を高めようとしているのかな?というところも
感じられたりもします。
とりあえず一番走りに関係するであろうタイヤに大きな変更がありました。今まではライド、クロス、京商の各指定のタイヤが
使用できましたが、どうもライドがスポンサーを降りたようで、今年からは京商タイヤのみ使用が可能となりました。これでライド、
クロスのタイヤはよほどのことがない限り購入することは無くなったといえるでしょう。(^^;
そして大きな変更点として、Tカーが3台まで認められたこと。でもレギュレーションブックでは間に合わなかったのか誤植なのか
「2台」となっているんですよね。(^^; でも3台でしょう。
で、それにあわせてスペアボディにも変更がありましたが、レギュレーションブックを見る限りでは、これまでのようにレース中に
1枚のボディをとっかえひっかえてレースを行うのではなく、合計3枚のボディをそれぞれスペアカーに取り付けた状態でレースを
行うことが出来るような書き方となっています。去年まではTカーに変更する場合には、そのつど1枚のボディを交換していた
のですが、このことが事実だとすると今年からは計測用のAMB発信器を付け替えるだけでマシンを交換しレースが進行すると
言うことになりますので、いかに素早く発信器の付け替えが出来るようにするかが今年の課題となるのでしょうか?
そしてもう一つ大きな規定変更が。使用できるボディが決勝大会では京商製オンリーになりました。地区大会まではこれまで通り
クロス製のボディも使用できるようですが、勝ち進んだ場合には京商ボディの使用が義務付けられました。クロス製ボディが有利と
見られたのか、ディテール的な問題なのかよくわかりませんが、良い傾向かと思います。
そして使用エンジンにも新発売されたOS製15LDとCV15が新たにラインナップに加わりました。燃費等の問題もあり一概には
いえませんが、排気量アップにともなって余裕が出てくるであろうエンジンのセッティング幅は大きな武器となることでしょう。
前回のファイナル大会での活躍でさらに有利感の出てきたLDシリーズと、オーソドックスな機構&冷却率に長けたCVシリーズ、
そして燃費の良さが武器の4サイクルと今年はエンジンのチョイスも大きな鍵となるでしょう。
しかし以前から不満だった参加規定内の「JMRCA主催の全日本でのファイナリスト」が10年もの間ドライバーとして
参加できないという項目は、また今年も変更がありませんでした。
平成2年以降にファイナリストに残った選手。一番古い人で約10年も昔の話です。その当時はバリバリの現役ドライバー
だったかもしれませんが、よほどの選手でない限り10年もの間、全日本のトップクラスをのレベルを維持する能力はないと
考えられますし、維持できる選手ならば今もトップクラスの選手として活躍しているものと思われます。
トップレベルのレースを引退したような選手をドライバーとして参加できなくするというのは、多くの選手に参加してもらおうと
する京商カップとしては非常にナンセンスな規定だとわたしは思っていますし、逆にそういったベテランの能力を京商カップのような
総合力が問われるレースに参加できなくするのも大きな損失だと思っています。
過去の大会でJMRCAのファイナリストが参加して予選から決勝まで話にならないほど速すぎて大会としての面白味に欠けたと
いうのならこの規定にも賛同できるのですが、そんなことがあった大会は無かったはずですし、たとえファイナリストがいたとしても
決勝まで行くことが出来なかったチームがあったことも事実です。
私たち(風月堂)のチームオーナーはJMRCA全日本のスポット的クラスだった「オフロードFFクラス」のファイナルに一度だけ
残っていますが、現在ではトップクラスのレースからは完全撤退しRCを楽しむ事に専念していますし、RCドライバーとしても
現在では普通のレベルとなっていますが、この規定のために京商カップの操縦台に立つことはいまだに出来ません。
また、その年(たとえば今年99年)の、春から夏の京商カップ予選大会で通過して、1月の決勝大会進出を決めたとする選手が
その後に開催されたJMRCAのファイナルに初めて残ってしまった場合、その選手は京商カップ決勝進出の権利があるにも
かかわらず、決勝大会のドライバーとして操縦台に立つことが出来ないというのもナンセンスだと思っています。
チーム戦を京商カップが掲げている以上その選手がそのチームメンバーと共に予選大会を戦って、決勝大会への切符を
手にしたのですから、その年に限っては参加を認めるべきだと思います。
このままでは春に予選が行われる地区と秋に予選が行われる地区とでは参加チームに矛盾が生じてしまいますし、
京商カップに通過している選手がその年のJMRCAでファイナルに残るチャンスが巡ってきたとしても、京商カップを一緒に
戦ってきたチームメンバーのことを思い、ファイナルへのチャンスを自らが絶ってしまうということも考えられます。
「まさか」と思う方もいるかもしれませんが個人戦ならば自分自身の選択でどちらの大会を重視するかがその場で決断することも
できますが、一緒に予選を勝ち抜いて決勝大会に参加しようとするメンバーのことを思うならば、その可能性はあると思います。
「京商」の看板を掲げているレースにJMRCAのファイナリストというだけで長年にわたってドライバーとして参加できなくなる
この規定。すぐにでも無くしてくれとは言いませんが、せめて5年間くらいに期間を短縮してもらえないか京商さんには再考して
もらいたいものです。
99/03/17
今年の京商カップも5月9日の関東A予選からいよいよ開始となります。
各チームともどうやらエンジンの選択にいろいろ思案している様子で、新型である15CVや15LDを使用するか、従来からの
12CV、12LDで豊富なデータを生かすか、関東A予選に出るチームにとっては準備の時間が十分になかったかと思われます。
みなさんご存知のようにLDシリーズエンジンにはその独特な形状からマシンが低重心となり走行性能の向上に
一役かっています。しかし従来のエンジン形状であるCVシリーズはエンジンのクーリングや取り回しの扱い易さという点に置いて
有利な一面を持っておりどちらのエンジンが有利であるかは、そのチームの考えかたによって選択肢が変わってくるのが
現実であるといえるでしょう。
我がチームもすでに15LD、15CVのテストを開始しはじめており、各所で言われている「15サイズはトルク感がある」とか
「燃費が悪い」という意見に対しても同一の結果となっています。
中京地区の予選はご存知のように7月下旬と9月上旬という非常に暑い気候の中で行われますので、予選はCVシリーズを
中心にしてテストを重ねて行くつもりです。
現在12エンジンよりも劣っている燃費の面に関しても12よりもトルクのある特性を生かしたギヤ比をさがし、それに応じた
ニードル位置を探すことによってその差が埋まっていくものと思っています。
4ストの燃費の良さも大きな魅力ではありますが、いかんせん車重が2ストよりもかさんでしまうので有利性が引き出しにくく
今年は残念ながら使用を見送るかもしれません。
タイヤがワンメイクになったこともあって今年は各チームのエンジン選択でレースが左右されると予想しています。実車の
F1レースでもピットインのタイミングひとつで順位が大きく変わるもの。σ(^^)は今年の京商カップはピットがポイントと
予想しますが、みなさんはいかがでしょうか?
99/05/05
各地での予選も始まって何ヶ所かの会場ではすでに今年の代表チームも決定してきていることと思いますが、
いよいよ中京Aブロックも予選大会まであと1ヶ月ほどとなってきました。
我が風月堂も今年はエントリーで落とされることなく(^^;中京Aに出場できそうなのですが、7月25日に行われる
中京Aブロック予選の前週(18日)に、京商ワールドカップの国内決勝大会が開催されるスケジュールになっているので
これからいそがしい1ヶ月になりそうです。
今年はスーパー10に関してはタイヤがワンメイクになるので去年までの様な選択に迷うこともなさそうなのですが
15エンジンでの走りが思った以上にテストできていないのでこれからどのくらい出来るのかが不安な点です。
そしてWカップの方も京商純正パーツ仕様のスパイダーが予想外に走ってくれないのとタイヤが決まらないので
こちらも準備不足な状況な否めないところなのです。(^^;
ちなみに京商ワールドカップの決勝大会は7月17日〜18日に、東京のよみうりランド特設コース(プール横駐車場)で
開催されますので、暇で時間に余裕のある方は是非見物にいらしてください。m(_
_)m
実は中京Bブロックにも、もう1チームエントリーをする予定なのですが、さきに自分の参加するAブロックですっきりと
通過しておきたいので、なんとか快走するよう、あと1ヶ月セットアップしていきたいと思っています。
京商カップに参加した方、上位の結果やあなたのチームの成績を教えていただけたら幸いです。
伝言板にでも書きこんでください。m(_ _)m
これから参加予定の方のお言葉もお待ちしています。m(_ _)m
99/06/23
Wカップも先週で終わり、やっとスーパー10に取りかかれるところです。(^^;
今もタイヤの制作をやっていて、明日はボディの仕上げをしなくてはならず、レース前日まで忙しい毎日となっています。
ほとんど書き込む時間が無くてココを見に来てくれていた方々の期待をはずしてしまっていたとはおもいますので、
我が風月堂の今年の体制を少々。
マシンに関して昨年から大きくかわった点は、エンジンを15CVに交換したことでしょうか。はじめのうちは12CVに比べての
優位性という点でどのくらいあるかが不安要素でしたが、トルクがあり燃費の点でも合格点を越えたので今年は15CVでの
行くことになりました。またどうぞ使って下さいといわんばかりにOSから限定バージョンまで発売されたのでそちらもゲットして
メインカーとTカーの2台に15CV、もう一台のTカーに12CVを使用予定です。
あとはフタバのデジタルサーボも使うことにしました。とはいっても全車交換するわけには行かないので一台のみですが
S9402からチェンジしています。従来サーボに比べて保持感が良いのが気に入った点です。
あとボディがレイブリックNSXになってしまっています。ほんとはちびマクラーレンを使いたかったのですが、探した模型店の
ほとんどに在庫が無かったので手に入りやすいNSXで落ち着くことにしました。前回の決勝大会で使っていたボディなので
特性的には大丈夫だとは思っていますが、平和公園では初めて使用するので、さてどうなることやら。(^^;
エントリーは全部で49チームあったそうです。時間の都合で練習時間と予選の時間が削られる可能性がありますので
参加するチームの方は気を付けておいた方が賢明でしょう。
初めて京商カップ(平和公園のレース)に参加される方、会場のちかくにはコンビニ等の食事が確保できそうなところが
ありませんので事前に購入しておいた方がよいです。また飲み物の自販機は近くにありますが、当日は好天が予想されますので
昼過ぎあたりに売り切れになる可能性がありますので、クーラーバッグ等を持ってきておいて、各自で水分確保の準備も
しておいた方がよいと思います。
あと応援団の方は日焼けもそうですが、日射病にならないように日除け対策もお忘れなく。
私は当日、青いテントの下で風月堂のステッカーを貼ったNSXとにらめっこしているはずですので、忙しくなさそうなときにでも
気軽に声かけて下さい。(^^)
風月堂エンジン担当のおっさんも現場にはついてきていますので、調整等でわからなくなってしまったらアドバイスできると
思いますのでそちらもご利用下さい。でもうちのチームが忙しいときは勘弁して下さいね。m(_
_)m
99/07/23
天気が心配された中京Aブロック予選も無事終了。我がチーム風月堂は予選第1ラウンドでのタイヤバーストというトラブルに
おそわれながらも、予選第2ラウンドでなんとかTQを獲得し、決勝では大きなトラブルもなくトップでゴールでき、決勝大会への
切符を手にすることができました。\(^^)/
会場となった平和公園特設サーキットは予想以上に路面状態が悪く、グリップが良くない状況で、最初の予選の時点では
リヤタイヤに25Rを、フロントタイヤに25をチョイスしたのですが、どんどん上昇する路面温度と相性が悪く、その後の予選から
フロントに30、リヤに25といった組み合わせで走行しました。しかし、すこしでもスロットルをラフに扱うとリヤが流れてしまう
様子でしたので見た目以上に気を使うことになりました。
そんなように路面グリップがあまり得られませんでしたので、ややパワーオーバーだった15CVを予選2ラウンド目から、
ニードルを少し戻して操縦しやすいように調整。これでずいぶん楽になってドライバーの負担がへってミスも出にくくなって、
好成績につながったと思います。
で、この予選で気になったことなのですが、多くのチームはオーバーヒート対策が不十分だったような気がします。
中京の予選は毎年暑さの厳しいこの時期に開催され、予選から決勝まで耐久レース形式で争われるので、通常の練習走行時
以上にエンジンやマシンは高温にさらされるのは、みなさん想像できることでしょう。その暑さ対策としてボディのウインドを
切り抜いて空気の流れを少しでも作ることや、クーリングファンを取り付けてボディの中の空気を循環させることは、この時期に
レースに出るときは必須といってもよいことだと私は思います。LDのように直接クーリングファンの風が当たらないような構造の
エンジンを使った場合でも、ボディの中の風がながれていないよりはましですので、ファンを取り付けた方が賢明だと思います。
そして今回、調整不足でのオーバーヒートで予選早々にマシンがストップするチームの多いことには閉口してしまいました。(^^;
この原因のほとんどは、いたって簡単なことと予想されます。それはおおくのチームが当日支給されるBP燃料で一度も
調整&練習をしていないためでしょう。
市販されている多くのレース用燃料と比べれば、京商カップで支給される燃料はエコノミータイプですので、通常のレースで
使用することは少ないと思います。まして1/8や1/10レーシングを主に楽しんでいる選手だと、レーシングカーと同じ燃料を
使った方が経済的であることは十分わかります。しかし、せめて予選前にBP燃料を最低1缶でも購入して練習&調整していれば、
レース中の調整不足によるエンジンストップは防げるし、調整済みということでチーム内にも余裕ができるはずなのです。
レース当日の朝だけで、最適なニードル位置、プラグを決定し、パワー特性と燃費を把握するのは、不可能に近いはずです。
BP燃料の特性を知らないばかりに必要以上にニードルを絞ってしまいオーバーヒートでストップするチームが続出していたことで
このことはわかっていただけると思います。
本当に上位進出をねらっているのなら、燃料にも気を配ってみてください。
燃料を1缶購入することだけで、道が開かれる可能性もあるのですから。
99/07/31
中京A予選で決勝大会への切符を手にした風月堂。このままのんびりと決勝大会の準備をしていれば良いんですが、もう一ヵ所
中京Bブロック予選が恵那峡ランドで開催されるということなので、別メンバーをひっかき集めてエントリーすることとなりました。
しかも、同じマシンじゃつまらないということで、今回は4サイクル搭載マシンをメインカーにして「ボボボボボッ〜!!」っと、走行させる
予定でいたりしています。(^^)
各地のリザルト見ていても今年は4サイクルの活躍が少ない様子ですので、なんとかAメイン入りして運良く行けば3位以内にと
「4サイクルがんばれキャンペーン」を勝手に立ち上げて、チームオーナーはマシンをながめる日々を送っています。
マシンの仕様としては重量増の4サイクルですので、セッティングは2サイクルとあまり共通する事ができませんので、
FORM8耐で活躍している京商チームのマシンの仕様が結構よさそうということで今はそれを基本に調整中です。
エンジン系に関しても、9月とはいえ暑さが残るであろう予選日を考慮して、クロスのヒートシンクヘッドを追加したり、重心の
適正化を図るためにFORMのエンジンマウントを使用したりしてレース中に止まらないエンジンを仕上げている最中です。
ただ、今の時点では会場の路面がどうなるかがわからないのが心配なところ。そこそこグリップする路面なら、ドライバーの
負担にならずにレースできるのですが、つるつる路面だったらそのまま遊園地に遊びに行くしかないでしょう。(。_゚)☆\(--;)バキッ
さてどうなることやら。
99/08/16
RCW誌上でもうご存知の方も多いかと思いますが、今年のお正月に開催された京商カップ決勝大会の開会式での京商社長の
宣言通り、Newスーパー10が秋のホビーショーで発表されました。
ベルト駆動になるのかと心配?されていましたが、従来通りにシャフト駆動を採用して、ドライブ系のセンターラインの
大幅変更を無くしている反面、サスペンション回りには新パーツをふんだんに使用した京商にしては贅沢な設計となっています。
ただ、燃料タンク容量が100ccになったのでレース参加を目的としているユーザーにとっては従来品への交換を余儀なく
されそうです。練習するには走行時間が増えて良いんですけどね。(^^;
また、来年2000年正月に開催される「99京商カップ決勝大会」には使用できないとのことですので、うちのチームが新型を
手にして遊び始めるのは1月末くらいからと思ってます。(^^ゞ
んっ?なぜ発売すぐに買わないのかって?
えーっとですね、今回の京商カップでは中京A予選でメインチームだった「風月堂」が無事通過、その後開催された中京B予選に
「4ストマシンでどのくらい出来るかやってみよう」と軽い気持ちで参加した「服部化成」が当初の予想を大きくくつがえして
なんとしたことか2位で通過。しかも「中京Bの参加チームが少なかったらどうしよう」という不安を解消するため、「参加チーム
増加作戦」を発動。その一環として、すでに中京Aで予選を終えた「風月堂」のマシンをレンタルするということで参加をさそった
「ペーパームーン」までもが3位入賞で決勝大会への切符を手にしてしまい、大まかな意味で身内チームが3チームになってしまい、
年末から決勝大会の準備のためめちゃくちゃ忙しくなりそうなので、新型はおあずけになりそうなのです。(^^;
格好は良くて今のスーパーテンよりも走りそうなので早くやってみたいんですけどね。(^^ゞ
99/10/08
いやはや、ここのスペースも気が付いたら10月から更新していませんでした。(^^ゞ
で、先日京商から正月の決勝大会の案内が送られてきたのと、フォルムの広告に「2000年からは京商カップでは使えないよ」宣言が
出されたのを機会にちょこっと書いてみようかと思います。
まずは今回の決勝大会のこと。今回も前回同様に1月8、9日に幕張メッセで開催される「オートサロン」内で決勝大会は開催されます。
毎年何万人もの入場者のあるオートサロンでの開催を実現してくれている京商スタッフの努力には感謝です。m(_
_)m
普段のRC大会っていうものは悲しいかな一般の人が絶対来ないような山の中とか田んぼや畑の真ん中で開催されているのが
ほとんどですよね。全日本が何度も開催されている谷田部アリーナでもなかなか一般の人は入ってこれないですよ。端から見れば
怖そうな兄ちゃんたちが工具箱やら爆弾みたいなバッテリーもって朝っぱらからうろうろしてるんですからねぇ。(^^;
タミヤの世界戦にしても今年は静岡市の中心にあるツインメッセで盛大に開催されましたけど、去年までは工業団地の中にある
掛川サーキットでの開催でしたから一般的にはややマイナスだったと思います。
予選大会は街中の公園とかで開催していましたから一般のRCをやったことも見たこともない人の目に触れるチャンスは多かったので
そちらは良かったはずですが・・・。
「一般に広くRCを普及させる」といった指向としては京商カップは大貢献していると思います。また今年のタミヤの世界戦も
そういった考えからは正解だと思っています。
普通の人にとってはRCはまだまだモータースポーツではなくおもちゃです。まずRCを知ってもらうためには「偶然」でも実際に
走行しているところを見てもらわなくては興味をそそられることはないでしょう。
知らないものを見るのにわざわざ人里離れたサーキットまで出かけてくれる奇特な人はいないでしょう。
もしいるとしたら感謝したいくらいです。(^^ゞ
「偶然歩いていたら公園でレースをやっていた」とか「なんかのイベントを見に行ったらRC走っているのを見た」というのが
一般的な人がRCと接触する数少ない機会ですよね。
タミヤ世界戦の予選大会は極力公園などの広場で開催されています。京商カップの予選も今年はそのほとんどが公園や
遊園地などの特設コースに会場を移しました。会場の中には路面状況が十分でないところもあったでしょうがガランとした会場で
走らせるよりもたくさんの観客の中走らせた方がやっぱり楽しいですよね。
あと、参加人数からみれば特設コースで行った方が常設コースよりも参加人数(チーム)は増えているのですよ。
そう、特設だと「地元有利」という勝負を大きく左右する要因が無いからなんです。
みなさん参加するからにはやっぱり上位に入って幕張の決勝大会にすすみたいと言う気持ちは絶対あるはずですよね。
でも、常設コースなら数多く練習したチームが絶対有利で上位へ入るチャンスも少なくて、「参加してもおもしろくないかも」と、
最初から参加をあきらめてしまうチームが多いのですよ、実際。
私の参加している中京ブロックは昨年から予選が2カ所での開催に変更になりました。50チーム以上になった参加チームが
分散して参加できるようにとの京商の考えだったようですが、特設コースの予選には50チーム以上がエントリーしたのに比べ
常設コースの予選には20チームほどしかエントリーがありませんでした。
だからかどうかはわかりませんが、今年の京商カップの予選大会のほとんどは特設コースでの開催となって参加チームも
昨年より増加した様子ですし、一般の方の目に触れる機会も多くなりました。
公共の場というものはなかなか借りるのに手間がかかるもので、「前例がないから」という一言で一蹴されてしまうことが
少なくありません。また一度でも問題が起きてしまえば再び借りることが出来なくなってしまう会場もほとんどだと思います。
そんな問題をクリアして会場を手配してくれているスタッフの方々の苦労もあることを頭の片隅にとどめておいて、来年からの大会も
盛り上げていきたいものですね。\(^^)/
ずいぶん長くなってしまいましたがレギュレーションについても少し。
ご存じのようにスーパーテンはFW-04にモデルチェンジしました。燃料タンクは100CCに容量アップはするは、ほとんどのパーツが
リニューアルするはで従来型との共通パーツはほとんどありません。
発売から期間が短いと言うこともありますが今回の決勝大会でもその使用は禁止になりました。
また、モデルチェンジが影響してかクロスやフォルム、ファイブスターやFUNといったサードパーティの新パーツの発売もこの夏から
秋にかけてずいぶん鈍くなっていたのも事実です。
で、ここからは私個人の想像で全くの根拠がないので「こんな考えもあるのか」程度で軽く流しておいてくださいな。(^^;
え〜っと、秋のホビーショーのとき、新型FW-04を見たときに「あっ京商カップは京商ブランドオンリーになるかも」とσ(^^)は思いました。
何の根拠があるでもないですがFW-04を見たときふと感じた印象がそう思わせたのです。
従来のパーツは予想されていたようにほとんど使われず、同時に京商ブランドのオプションパーツも用意されていました。それも、
使えそうなパーツばかりで、今までサードパーティが作っていたパーツを先取りしたような構成でした。
今のスーパー10で蓄積したノウハウで有効なパーツを自社ブランドで構成できるようになれば、今のスポンサー付き京商カップから
変化できる可能性は十分にあります。
現状の京商カップで参加しているマシンのほとんどはどこかしらにサードパーティのパーツを使っているので突然に京商が
「サードパーティのパーツは使えません」と宣言すればレース自体が成り立たなくなると予想されますが、FW-04の発売をきっかけに
「FW-04は京商パーツオンリーで」と最初から宣言すれば規定の移行はスムーズにいけるはずだからです。
と、ぼちぼち考えていたところにフォルムの「2000年京商カップから使えません」といった宣言が・・・。
積極的にパーツを発売してきたフォルムが京商カップから撤退?
昨年、タイヤでスポンサーしていたライドが降り、今回フォルムがスポンサーを降りるであろう宣言。ここから推測すると、あながち
ホビーショーで感じたものは違っていたのでは無かったのか?と思えてなりませんが。(^^;
2000年の京商カップは2車種の混合で開催される予定のようですが、マシンの性能アップと燃料タンクの大型化の影響で
地区予選を通過するほとんどのチームが新型FW-04になると思われ、レースシーンでのスーパー10の世代交代は急速に
進むと思われます。普段楽しむだけなら現行のままでも十分でしょうが、レースでの燃料タンクの大きさだけはなんとも現行型では
カバーしきれないですので。
となると再来年以降はFW-04のワンメイクに変更されて、こんな私の予想がもしかすると現実となるのか?と勘ぐってしまいますが
さてさてどうなることやら。(^^ゞ
で、おまちかねのFW-04は無事発売されたようですね。先日模型屋さんで見かけました。(^^)
早速手に入れたというかたがあれば、感想等を伝言板にでも書いてくださいな。
まだ走っているとこ見たこと無いもので、その性能(良いとこも悪いとこも)が楽しみなので。
99/12/05
行って来ました京商カップ決勝大会。今年で2回目となった幕張メッセでの大会でしたが前回とは路面表面に塗られたものが
少々違っていたようで、去年の大会のセットを参考(とはいっても去年も快走したわけではないですが(^^;)にしたうちのチームは
練習走行からまったくリヤのグリップが確保できずラップもトップチームが19秒を切っているときに25秒付近をうろうろしている
ていたらくでした。(T_T)
しかたがないので快走している他のチームからいろいろと教えてもらったセットを試してみたのですが、何度走行させてもいっこうに
良い兆しが見えてこないまま初日を終了しました。
今回は初日が終了した時点で路面保護のためクリーニングが行われるということで、なんとか勝ち上がりトーナメントの後の方の
組になりたかったのですが、これもまた運が無いというのでしょうか見事に4組あるうちの1組目に当たってしまい、いっそうと
一発勝負の状態となっていったのでした。
マシンは主催者預かりとなるので、その夜とりあえず新タイヤを作って、明日朝出来ることをチームメイトと話し合ってから
床につきましたが眠った感じのしないまま日曜の朝を迎える事になってしまいました。
7時半の開場時間に会場につくと人影もまだまばら。1回戦1組目で時間もないのでさっそくセッティングの洗い直しに
取りかかることに。
路面グリップが高く転倒するようなサーキットでしか最近走行したことの無かったmyチームマシン。前日も大幅なセット変更を行った
シャシー、デフ、ダンパー等を再度チェックして組み直し、今回の他チームの傾向でもあったロールさせぎみにグリップを確保できるように
持っていこうとしたのですが、ここで大きなポイントが判明。「レイブリックNSXのボディだとグリップの低い場合セットがむずかしい」と・・・。
言われてみれば今回ポルシェGT1ボディの参加が目立つし、上位のチームのほとんどはポルシェのボディ。規定によってボディの
変更はできないので現状のままでベストをだすしかなく、そのまま1回戦のステージへ。
1回戦からドライバーチェンジが義務づけられる京商カップ決勝大会。ファーストドライバーとして私は操縦台に立ち、レーススタート。
昨日のマシンよりも動きが良くなりラップタイムもようやく18秒台に入りはじめたものの、1組目の他のチームはレベルが高く、
それ以上のペースでラップを重ねていく。マシン整備で朝のエンジン調整の時間がとれなかったのが響いて他のチームより
トップスピードが格段に遅く予想以上の燃費の悪さで一回目の給油タイミングをミスってコース奥でのエンジンストップ。これまで
最低でも6分は走ってくれていたセットだったはずが僅か5分でエンストしてしまう。昨日からのセッティングの出遅れがひびいたのが
積もり積もって肝心なところで吹き出してくるのが手に取るように・・・。
しかも最後の給油直前で一番やってはいけない高速1コーナーでのクラッシュをしてフロントバルクヘッドをこわしてしまい、時間が無く
調整が全く出来ていないTカーで走らなければならなくなったことも、まさに「踏んだり蹴ったり」なものでした。(T_T)
こんな状況で風月堂の京商カップ99は1回戦で終了しました。一緒に出場した服部化成も1回戦で終了。セッティングの方向性が
見えはじめたところだったということで、「出遅れ」の一言が今回を物語る言葉だったようです。
唯一の救いだったのが私の一言で京商カップに参加することになったペーパームーンが決勝まで勝ち進んだことでしょうか。こちらも
前日全く走れなかった状況だったのを、なんとか1回戦からセットをきめてきての決勝進出でした。いやはやお疲れさまでした。
ということで、「1999幕張への道」はこれにて終了となります。今回、ペーパームーンを除く中京ブロックの各チームが順位を
上げられなかった事実で、この一年間での他の地区とのレベル差が開いていたこともわかりました。
GPが十二分に走行できるサーキットは次々と出来てきた中京ですが、スーパーテンでのレースや条件の良くない状況下での
レース&走行というものが逆になくなってきていたということも気づかされ、なんとかこの1年間で持ち直し次回の大会では上位を
余裕でねらえるような状態にしたいと思ったしだいです。(思っているだけではだめなんですけどね(^^;;;)
さあ、いよいよ京商カップも7年目。「2000幕張への道」も準備中ですので、またよろしくお願いします。
2000/01/22
「1999 幕張への道」 ご意見ご感想等は、こちらへ